千手観音菩薩社長

二年前に立ち上げた会社。大きなプロジェクトをドーンみたいのはなかなかないのだけど、痒い所に手が届く系のサービスと既存他社には多分絶対できないことをいくつかやることで、なんとこの四月には15人ほどの所帯になることになりました。

具体的にはアメリカ、中国、カナダ、日本、ベトナムインドネシア、インド、フィリピンあたりの人を採用(もちろん全員が大学以上の学歴を持ち、英語が話せる)し、日本の企業にお勤めしていただくわけです。

受け入れ先の企業さんも、もちろん社則とか英語で説明しないといけないので、それなりに苦労はあるのだと思うのですが、永遠に同僚でいるのでなく、プロジェクトベースのお客さんということで、英語の勉強や、これからのグローバル化に対応みたいな軽い気持ちで使っていただいて、好評を得ております。

こちらも日本で働く機会を最大限に生かして母国に帰るなり、そのままうちの会社やグループ会社のどこかで実力を発揮してくれればいいやと思っています。

社長業としては利益の最大化を目指すべきとは思っているのですが、個人の幸せなくしては業績も上がるはずもないので、割と社員のいいなり(笑)な社長です。

 

そんなわけで就業規則を作ったり、ホームページ作ったり、ビザの手配をしたり、ヘッドハンターをしかりつけたり、不動産を探したり、家具を買ったり、航空券を手配したり、社員旅行のスケジュール立てたりと

 

社長ってなんだっけ・・・?

 

という日々の中、大手企業様からのお問い合わせで学歴と有資格者率を回答を求められました。

数えてみたら無資格で大卒なのは私だけでした!(笑)

 

そんな話をオフィスでしたら(全員ほぼ院卒以上、資格あり)いや、社長が一番すごいですと真顔で言われました。ん、怖くて「何が?」と聞けませんでしたけども・・・。

 

 

バレンタインデーにはこっそり机の上にメッセージカードとスタバのコーヒーが置いてあったので、低学歴無資格社長は愛されているようで安心しました。

 

 

あ、私女ですけどね。