日本死ね、だから日本から逃げよう?

過去6回の転職と離婚をしてきたシングルマザーの私は何かと友人知人から「困った」を相談されることが多い。

 

先日は夫が鬱で休職している友人が育休からの復帰を4月に控え、不安でたまらないから相談に乗ってほしいと連絡があり、最初はLINEでのんびりメールをやり取りしていたものの心配だったので会って話すようにした。

 

私は女子(あえてジョシ)には小洒落たカフェでのんびりスイーツを食べながら結論のないグダグダを話す時間が必要だと思っている。が、双方子持ち。こちらは片親、あちらは鬱で子守不可能。

 

「わかった、シッター頼んで我が家で見てもらっている間にお茶しよう!」

 

と手配し無事3時間の息抜きに成功しました。

 

既に三人の男児の子育て経験のあるシッターさんを選びちょっと遠方ではあったものの(とはいえ双方とも23区内)来て頂いて、1歳3歳4歳の3時間の託児をお願いしました。

 

で、こちらは3時間の間に徒歩5分の場所にあるカフェをハシゴしすっきりして自宅に戻りました。これで子供にも旦那にも優しくできるねと言いながら。だってね、結局この世の中母が倒れたら何も回らないわけですよ。

どんな方法を伴うことであれ、母親が健康な精神と肉体を維持するのは家族と家計を維持するうえでの至上命題です。

ルンバでもシッターでもそりゃ安くはない、安くはないけどここの数千円~数万円をケチると、その数万円を取り戻すように明日から頑張ろう、使った分家族に優しくしようって気持ちがなくなっちゃうんですよね。うん、お金ないよ、子供手当とかたまに臨時収入的に振り込まれて来たら子供に洋服とか子供に使っちゃうよ、でもそこの一部を母がシッターやルンバを買う足しにしたっていいんだよ?(悪いとかいうやつ死ね)

 

しかし三歳児神話と専業主婦に育てられた我らアラフォー子育て世代。彼女もギリギリまで私がシッターを使って二人で外に出て話をしようというのを嫌がっていました。

だけど、実際やってみたら子供らは目をキラキラさせてるし、自分は久しぶりに家族以外の気心しれた人と無茶苦茶話せて、(一人でちょっと息抜きに出かけたのとは違ったストレス解消)復帰後はシッターの導入を検討してもいいかなという気持ちぐらいにはなっていた。シッターさんは英語やドリルをやってくれたりするので、そっちをメインにもってって、これはシッター代ではなく子供の教育費とマインドセットを切り替えるのがいい。

 

ルンバもシッターも日本らしい伝統的な家事育児の方法ではない。三歳児神話に入れない保育園、家事育児は母親負担の空気、日本死ね!だからこそ日本らしさに捕らわれることから逃げよう?

 

XXの制度がない、周りでXXしてる人がいない?関係ないじゃん、自分がアメリカ人になったつもりで「私がそうしたい、それが欲しいんだもの。」って思っていい。

XXが天から降ってくるのを待つ前に、使えるものは使い、実績を元に上司や会社に交渉して欲しいモノは勝ち取ろうよ。

もちろんそこまでしてもやっぱり駄目、できなかったってことは大いにある。と思う、ただ降ってくる何かを待つよりはずっといいはず。

 

 

少なくとも母親が気兼ねなく友人と3時間お茶する時間ってのは、日本らしい子育てに捕らわれている間、空から降ってくることはないのだから。